東伯青年会議所の方々の授業参観の感想
青年会議所(鳥取県、男性)
赤碕高校の授業を見て、いろいろな事を考えさせられた。
自分もああやって、オムツを替えたなーとか、風呂に入れたこととか。
あの日一番印象に残ったのは、一人の乳児をあやしている男子生徒。
その乳児は、授業の最初から最後までずっと泣きどーしでしたが、その男子生徒は時々困った顔をしながら、ずっとあやしていた。
新聞で、乳児を虐待したり殺したりする親の記事をよく見かける。
とても恥ずかしいことだが、私もそういう衝動に駆られたことがある。
こんなに一生懸命あやしているのに、どうしてわからないんだ!
そう思って子供の顔をたたいてやりたいような衝動に駆られる。
(実際、軽く何度か叩いていた。)
悪いことだとはわかっているのに、自分を抑えられなくなっていた。
あの赤碕高校の男子生徒は、将来子供を虐待することは無いだろう。
あのような経験を、集団で(仲間と一緒に)できるのは、すばらしいことだ。
赤碕高校から始まって、いろんなところに広まりつつあるこの授業が、なぜ新しい高校や他の学校でしっかりと引き継がれないのだろうか。
鳥取県はどうするのだろうか?
青年会議所(鳥取県、男性)
倉吉で悲しい事件がおきた。
そして、次々と全国で悲しい少年事件や虐待。
すぐ赤碕高校や高塚先生の顔が頭に浮かんだ。
あの授業を経験していたらまずおこらなかっただろうな・・・。
授業を見ているからこそ感じる。
先回、みどり保育園で見学をさせてもらった感想ですが、この授業をうけることによって子供の成長のしかたは確実にいいほうへ変わると直感した。
ぼくはまだ赤ちゃんの扱いかたがわからないがこの子たちはもう僕より先輩だ。
赤ちゃんをあつかっている高校生たちがとても大きく見えた。
これから親になるにあたりこの経験はとてつもなくおおきいだろう。
僕も高校のころこの授業をうけていたらなあと見学しておもった・・・・・・・・・・・。
それとこの授業は残さなければいけない授業だとおもった。
それと同時に私達大人も体験することで、忘れている何かを得ることができると。
多くの大人にもしってほしい・・・・・・・
青年会議所(鳥取県、男性)
みどり保育園に高校生たちと到着し、さっそく授業が始まる。
それまで保育園の先生方と安心して遊んでいた幼児たちの、おおきいお兄さんお姉さんの登場に驚いたのか、泣き声がこだまする。
幼児たちは高校生に一度は接しているものの久しぶりの再会ということで、多分覚えていない、高校生たちも、慣れない分、ぎこちない。
外遊び、お食事、おむつ替え、そして沐浴(!)と保育所の先生方の指導にささえながら高校生たちは次第に対応に慣れ、いつしか泣き顔も笑顔に変わっていった。
それはすごく純粋な、そして手応えのある時間でした。
学校の授業では通常1+1は2になると教える。
処方があれば結果は決まっているということを教える。
でも、社会にでると決してそうじゃない。
いろんな人間がいて、同じ接し方をしてもちがう反応があり、そこで何かの手だてを考えるという状況への対応力が求められる。
学校の授業で先生はどれだけこんなことを教えてくれるのだろうか。
毎日、凄惨な事件が茶の間のニュースに流れる現代。
赤子が井戸に落ちようとしているのを見過ごす人間が増えてしまった現代。
だから、高塚先生の授業は、今輝いているんだ。
そうでしょ、お父さんお母さん、そして先生。
本当の意味での人間の回復はこうした地道な取り組みにこそ道がひらかれる。
だから、決して灯を消してほしくない。
そして赤碕高校の授業を多くの人に見てほしいと切に願います。
いかがでしょうか。
決して世の中は神戸の殺傷事件からなんら問題解決の方法に向かっているとは思えません。
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